9教授事象×ICT
「9教授事象×ICT」
授業設計、授業デザイン
いわゆる
ID = Instructional Design
について勉強されている方であれば
ロバート・ガニェの9教授事象は重々ご存知だと思います。
学校へICT機器やシステムを導入する場合の入口をどこに置いていますか?
凄い製品が出た! このシステムを使いたい!
という動機からスタートしていませんか?
「授業とは?」
「授業設計・授業デザインとは?」
これを入口に、教育ICT環境をデザインする。
ここから考えてみたいと思います。
まず、
「単元目標」「本時のめあて」
「そこへ到達する為のICT活用」
が整理されている事が重要です。
進行上必要なければ
「ICTツールを使わない!」
という選択も大いにあり得るわけです。
ここでは、到達手段としてICTツールの活用を選択した場合を想定してみます。
これは、小学校の45分授業の時間配分を9教授事象に落とし込み
各場面でどのようなICTツールが活用されるか?を当てはめた図です。
(あくまでも1つの例です)
ICTツールは、授業者や学習者の活動を助ける道具であって欲しい
学習の妨げになってはなりません。
その為には、
「すぐに使える」「だれでも使える」
これが必要条件になります。
この観点から端末(OS)の選択、大型提示装置の機能、ネットワーク活用の有無など考慮したICT環境をデザインしていきます。
授業の流れに寄り添うICT環境デザイン
私のプランでは、驚くほどシンプルに構成されます。
それも安価に。
一人一台の環境が、この観点から導きだされているのであれば
素晴らしい活用、素晴らしい学びの姿を見る事ができるでしょう。
明日も公開授業を見に行ってきます。
入口を確かめてきます。