教育ICTデザイナー  田中康平のブログ

教育ICT環境デザイン、ICT支援員、幼児教育とICT、など

CEC 教育の情報化推進フォーラム

2/28、3/1の二日間
に参加してきました。純粋な参観、学びです(笑)

全国各地から、教育ICTに関わる実践をされている先生方が多数参加するイベント

元気に過ごしている姿を見ていただきたい
沢山の方々と意見交換、情報交換したいというのが目的でもあります。

用意した名刺は、初日で完売(笑) 

交遊を広げ、親交を深めることができました。
お付き合いくださった皆様、
ありがとうございました!

幾つかの分科会に事前に申し込みました。

その中より、

岐阜聖徳学園大学 石原一彦教授による
分科会H  情報活用能力育成〜小中学校向けWEB教材の開発〜
の様子を報告します。

石原先生が付属小学校で実践された授業が某新聞に取り上げられました。
実際の授業を見ずに書かれた記事の内容に問題があり、
それがきっかけでネット掲示板で炎上したそうです。
ご記憶の方もいらっしゃる事でしょう。
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その授業で活用されたシステムが
です。
このシステムの操作体験が始まりました。

こういう画面
HTML5で開発されているので、ブラウザがあればOSは何でも良いそうです。
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これは、文字入力練習
将来的には、タブレット端末の文字入力は
ローマ字、かな、キータッチ、音声 など
自分に合った入力方法を選択するのかな〜
と思ったりもしました。
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単元計画やめあて、教材コンテンツ、振り返りワークシートなどが用意されています。
ワークシートを保存するのは「デジタルポートフォリオ
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単元「情報を正しく使おう」
この中に「トーク」というツールがあります。
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LINのようなイメージでしょうか
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まず、実名でトーク
次に、匿名でトーク  
誹謗中傷や、無意味な投稿はしないよう、指導が入ります。

匿名になると、実名では書かなかったような事が書けてしまいます。

先生側では、匿名→実名 に表示を切り替えることができます。

実名になると、誰の投稿か一目瞭然

人間性の一端が垣間見えるような感じがします

ここから、子どもたちに

実名と匿名で、なぜ違ってしまうのか?

匿名だからって、本当に誰だかわからないのか?

など考え、話し合わせて行きます。

体験を通して考えさせる。
興味深い分科会でした。

全体的には、タブレット端末の活用事例が増加していました。

同時に、スマホの使い方など

情報モラルに関する実践や指摘

現状の課題を解決するための取り組みについて考える機会が多かったように思いました。

私自身は、以前のブログに書いたように

情報モラル教育を超えてコンプライアンス教育に進む時代だと考えています。

不用意な投稿で、自分の将来を傷つけたり、
周りの人を不幸にしたり、

無知がゆえに加害者となり逮捕されることが無いよう

正しくICTと関わって欲しいと願います。