ICT支援員 2
「ICT支援員」について、続編です。
近頃、ICT支援員についてお尋ねや相談をいただく機会が増えてきました。
ICT支援員さんからの相談も受けています。
嬉しいことです(笑)
一人一台のタブレット端末の活用が現実味を帯びつつある中、
ICT支援員の存在が認知され、必要性に気が付かれはじめたのだな〜とも思います。
そういうことで、改めて考察することとなり、資料にまとめたりしています。
ICTを導入した効果ってなんでしょうか?
ICT導入と活用 ≠ 学力向上
ICT導入と活用+教材研究や授業改善 = 学力向上
※求める学力観はここでは置いておきます
だということは、多くの教育ICT関係者も共感することでしょう。
もっと言うと、
教材研究や授業改善
→教員間のコミュニケーション
OJTの活性化
→学級経営力の向上
に繋がるのではないでしょうか。
そこへ寄り添い支える者として
「ICT支援員」が存在できるのではないかと考えています。
ICT支援員に求められるスキルは多岐に渡ります。
ザザッと列記すると以下の通りです。
【技術的分野】
・アプリケーションソフト(Office系)
・動画/音声編集(拡張子、コーデック等)
・周辺機器(プリンタ、プロジェクタ、デジカメ、ビデオカメラ等)
・ネットワーク(有線LAN/無線LAN)
・サーバ(WindowsAD、ファイル/Web/Proxy/Mailサーバ)
・教育用ソフトウェア(キューブ、ジャストスマイル、デジタル教科書等)
・教育用ハードウェア(電子黒板、実物投影機等)
・教育用システム(授業支援システム、校務支援システム、LMS等)
・学校広報(ホームページ、CMS、メール配信システム等)
・保守メンテナンス(一次切り分け範囲、責任分界点等)
【学校、教育行政分野】
・教育行政の業務(各課の守備範囲)の理解
・学校内の業務、校務分掌等の理解
・学習指導要領の概要の理解
・児童生徒への対応方法
・著作権/情報モラル等の関係法令
そこまで必要か?というご意見もあるかと思いますが、
僕の経験上必要であった、または身につけていると有効だったスキルです
これらを駆使して、日々さりげなく寄り添う存在であってほしいと思っています。
ストレスフルだけど、やり甲斐に満ちた仕事
雇用する側としてICT支援員に寄り添う自治体や企業のマネージャーの方へ
ぜひ、課題や悩みを聞き、共感してください。
そこには、後に繋がる貴重な知見が詰まっています。
前にも書きましたが、もう一度
これから先のICT環境整備と活用定着の鍵(Kye)は、、、
ICT支援員さんが握っています
ICTを媒体として教員や児童生徒に寄り添う者だからこそ知り得る真実に目を向け、耳を傾けて下さい。
今後の方向性はそこに隠れていますから。