幼稚園でのICT活用インストラクター業務
「幼稚園でのICT活用インストラクター業務」
本日より、佐賀市内の幼稚園でスタートしました。
今日は第1回目
年長さんクラスで実践しました。
その名は「ICT(あいしーてぃー)タイム」
1台のiPadをスタンドに設置
AppleTVをプロジェクタに接続
無線LAN環のもと、AirPlayできる状況です。
ケーブルに引っかかる心配もなく、iPadの画面を大きく映して、
皆で「場」を共有します。
まずは、インストラクターの紹介と、
3つのやくそく「まつ」「みる」「おうえんする」を確認。
最初は、「絵本の読み聞かせ」から。
一人の園児に操作をお願いします。
この時、インストラクターは「ICT支援員」となります。
読み手は、担任の先生です。
子どもたちは、いつもと違った絵本に、集中して聴いてくれています。
その後は、アルファベットアプリで、操作に慣れながら遊びました。
子どもたちは
「そこ〜、もっと下〜」「がんばれ〜」
と、声をかけながら見ています。
楽しそうに、集中してくれています。
おやくそくも、しっかり守ってくれました。
初めての実践は、予想以上にスムーズに、のびのびと取り組む事ができました。
これだけ見ると、「楽しい」「集中していた」で終わるのですが、
実践の前には指導案を作成し、活用の「ねらい」を明確にしています。
今日の様子を振り返り、「到達度合い」と「次へのてだて」を考えます。
それを、担任の先生と共有し、実践の記録として残していきます。
「めあて」を絞る時に常に意識しているのは
「キー・コンピテンシーの育成です」
我々は、星印の項目を重視しながらアプリの選定やICTの活用方法を探っています。
子どもたちの年齢、構成に応じて指導案を練っています。
また、これまでの保育や教育活動は大切にしたいと考えています。
とくに、「場」を共有する事には重きを置いています。
日頃の活動と友だちや先生との関わりの充実がある中に
時代に応じた道具として「ICT」を少しだけ取り入れることで
「つくる」「つたえる」「かかわる」
といったチカラを今以上に引き出したいと願っています。
今日は18人のクラスでした。
冒頭、園児たちに一つだけ質問しました。
「家で、スマホやタブレット、パソコンを使って遊んでいますか?」
全員が手を挙げました。予想以上でした。
子どもたちの生活には浸透しているのです。
なので、操作はお手のモノ。スイスイです。
一方、保護者の方からは
「ゲームばっかりしている」「あまり使わせたくない」「良いイメージがない」
といった声が聞こえてきます。
子どもたちや先生方、保護者の方と一緒に
「よりよい活用」「よりよい関わり方」を広めていきたいと思います。
幼保での取り組みに関する着想から今日まで数年。
近年は、「小学校ではもう遅い」と考え、方略を練ってきました。
イメージがカタチになる喜びを噛み締めています。
同時に、取り組み始めた責任を全うしたいと思います。
今後も、定期的にレポートしていきます。