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教育ICTデザイナー  田中康平のブログ

教育ICT環境デザイン、ICT支援員、幼児教育とICT、など

反転授業

「反転授業」
昨今、教育ICT業界を席巻する勢いで活用される言葉。
その解釈はどのようなものか。
確かめたく、某小学校の公開授業に参加しました。
某小学校がある、某市に於ける反転授業の実施に必要な条件とは?
…要約すると
タブレット端末等のハードウェア
・予習動画教材等のソフトウェア
・取り扱い等に関する研修
・教材開発に係る企業との連絡窓口
・教材、小テスト等のサーバへの登録、端末へのインストール等の作業工程の管理
だそうです。タブレット端末と動画コンテンツ制作が中心に置かれています。

私自身、動画コンテンツによるe-learningについて、H19ーH21年に検討を重ねて、
公教育での普及に踏み込めなかった経験があります。
その時越えられなかったハードルは、、、
高いまま
システム及び全体設計の停滞感に驚きました。
今もずっと思考していますが、デジタルコンテンツやLMS、課題解決策は見出せていません。

もう一つの側面
反転授業を取り入れた際の授業デザインも注目しました。

「伸び代は大きい」

としか言えません。

反転授業コンテンツ

に囚われたあまり、一斉学習で、解答に到達しようという意識が見え隠れし、
気づきたい言葉、拾い上げたい質問が置いていかれている様子。

公開授業という環境がそうさせた要因かもしれませんが、
予習を終えて授業に臨むからこそ、協働的な学びと個に寄り添える強みを発揮して欲しいと願います。

旧知の方(リーダー層の教員)と意見交換した際に、反転学習の今後を尋ねました。
すると
「子どもたちが食いつくコンテンツ…期待感を煽るような演出を勉強したいと思っている」
という言葉

キャッチーな、視聴率のとれる脚本家を目指すのか…と。

目の前の子どもたちの10年後を見通した授業デザインの探求はやらないんですか?
と問うと、それ以上の言葉は聴けませんでした。

私の中の「?」は消えずに、むしろ増える結果となりました。

暫く、定点観測したいと思います。